Page: 1/1   
赤岳 厳冬コンディション 敗退
2012年12月 八ヶ岳:赤岳 厳冬の中チャレンジ・・・そして敗退です。

冬の夜空でも、晴れているとくっきりとその美しい姿が浮かび上がる風景だと、
今日の登山は安定した晴天を約束してくれる・・・なんだけど、

今日は星が少なく、山は明らかに雲が巻いている状態。

いつもの私なら、中央道から降りた瞬間に見えた八ヶ岳の雰囲気で、
「今日はやめておこう」ってなる・・・

でも、今日は待ち合わせをして、3人で登ることになってる。
美濃戸口バス停に着いたのは5:30分。
待ち合わせていた二人の車はすでに到着していました。

歩きだすとハラハラと小雪が降ってきた。
明るくなってくる6時を過ぎても、グレーの空と静まり返った森林地帯。

でも、この2人がめっちゃくちゃ面白い人で(ジャンダルムで仲良くなった)
笑いが絶えない!

オールラッセルの行程。
ただ、雪はふっかふかなので、膝までぐらいなら、難なく進めるのですが・・・

時折、腰まで! わたしなんか、ずぼーーっと顎下まで埋まる!
Uさんパワーでだいぶ進めたのですが・・・

そして、あれだけたくさんあった目印も、凍ってしまったり、埋まったりで
ほとんど見当たらない!

行者の小屋までは、夏だと1時間ちょっとでつけるのに!

その倍ぐらいの時間がかかってしまいました
それに、途中で迷ったり、探したりのロスタイムも。

ただ、途中からの森林地帯は楽ちんでした。
それに、風景がきれいで・・・

そして、森林を抜けると・・・また太ももまでラッセル(わたしは後から・・・)

行者の小屋に到着したものの・・・誰もいない・・・
しかも、ドカ雪!

わぉ!またまたラッセルしないと・・・しんどい・・・
文三郎も、地蔵尾根方面も雪まみれ。
何度か来たことあるから、ルートはわかるけど、さっきまでの道のりで
足が重く感じてる私は、2人にラッセルをしてもらって、後を歩くことに。

標高が高くなると、余計たいへん!
な、はずなのに、2人ともすごいスピード!
やはり、筋力の持続は男性が上なんですねぇ・・・
わたしは自分の体をすすめるのに精一杯。

頂上は無理としても、この地点では風もなく、時折空が明るくなるので、
行けるところまで、行くことに。

ほらね、わたしはもうかなり疲れてる状態・・・
しんどいというより、自分の足の弱さ・・・どうすれば強くなれるかばかり
考えていました。

森林限界を超えたあたりから、やはり強風が吹き始める!

そして、踏み出す地面はアイス。
このほうが、ずっと歩きやすい!
二人とも、ぐんぐん進んでいく!
そして、「アイスにアイゼンが刺さるのって気持ちいいよね」だって!
余裕だなぁ・・・

私は、これからさらに傾斜がきつくなり、
鎖場、そして最後の右巻きのルートがどんな風になってるのか想像して、
かなりしんどくなってました。

この二人はどこまで行くんだろう・・・???
わたしは今年の2月に堪能したので、頂上まで登りたいって執念がない。
ただ、山の天気が悪いってのは初めての体験で。

その景色の荘厳さに、呑まれていました。

美しいグレートと白。
そして聞こえる風の音。
自然の厳しさって、美しさと紙一重なんだって心から感じてました。

こんなにもすばらしい景色だとは・・・もし大丈夫なら、座って
この景色の中にしばらく身を置きたくなる気持ち。(無理だけど!)

分岐点に到着。
この地点の風速は台風なみ。
油断すると吹き飛ばされるので、撮影も必死!!!
ここ数日の低気圧の影響でこんな景色。

至近距離過ぎるけど、風がすごくて動けなかったんで・・・!

左に行くと赤岳。

「今日はここまでにしよう」

まだ体力もあるし、カメラのシャッターを押した指が少し寒いぐらいで、
体も暖かく、行けないこともないんでしょうけど、

強風の中、雲と雪に巻かれた姿の見えない赤岳。
まさに、死を思わせる風景です。

ぜんぜん、残念じゃないし、コンディションの悪い日に登ったことも後悔がなくて。

ただただ、この見えない厳めしい赤岳を目の前にできたことが、なぜだか
すごく満足で、そして、わたしはますます、この山が好きになってしまいました!

山登り、ハイキング って歩いて景色見て、ご飯食べて・・・の楽しいイベントだったり
スポーツなんですけど、

時折、山と向き合った瞬間、「そうだ、この山に会いに来たんだ」って
思う瞬間があるんですが、今日の赤岳もそんな感じでした。(見えないのに)

ということで、下山。
安定した雪質で、とーっても降りやすい!

ゴーグルがガチガチに凍ってしまい、わたしはサングラスも使ったけど、
これも凍る。

けど、目の前に広がる白の世界がステキすぎて、楽しい!

戻るのは、尻セードしたり、小走りだったりで、あっという間に行者の小屋に。
左でなにしてるかって? 雪洞掘ってるところ。もちろん、途中でやめてますけど。

時間があまったので、赤岳鉱泉経由で帰ることに。
さっきまでの吹雪とはうってかわって、平和な雪の林道。

何もかも、白く覆ってしまう、そんな寒さって私は嫌いじゃないな。

赤岳鉱泉は、靴を脱がないと食堂に入れないのが面倒で、
外の簡易休憩所をお借りしました。

なにせ、冬山っておなかが空くんですよね。

凍るかなって思ってたけど、やっぱり凍ってた(笑)

行動食も全部かちかち。さっき吹雪いた時の寒さは相当だったんだなぁって感心。

赤岳鉱泉は人がたくさんいたし、北沢でも人と何度かすれ違って、
にぎやかないつもの八ヶ岳の雰囲気。

頂上には行けなかったけど、
オールラッセルの行程で、大笑いして、赤岳の近くにまで行けて、
そして、こんな雪の世界を堪能できて、やっぱり楽しかったなぁ。

冬山、天気が違うとこんなにもたいへんだったとは、
勉強になりました。

そして、ことしは例年より、寒いのと雪がくるのが早くて、
12月、高い山はもう登れないのかなぁってちょっと残念な気持ちです!


実は今年の2月に、単独で登頂してるんです。
こちらは天気が良かったのですが、気軽に出かけてびっくりハラハラの連続でした!
http://yama.ayu-ayu.net/?eid=1081370

| あゆっち | 15:37 | comments(10) | trackbacks(0) | - | - |

山登り日記ページへ

Entry

Category

Link

Feed

Others

無料ブログ作成サービス JUGEM

Mobile

qrcode