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2月吹雪の西穂高独標 2日間  
西高東低の冬型の天気・・・
だけど、長野県まで来ちゃいました。
前から計画してた西穂高に向かってます。
中央道から見える早朝の景色はまるで山が迫ってくるような迫力!!!

安房トンネルを抜けると、雪とアイスの世界!
ぼ〜っとハンドル握ってたら、リアタイヤがアウトにはらんでいく〜
下りカーブ〜 これだから、雪に慣れてないドライバーは危ないですよね。
気をつけないと!

新穂高ロープウェイ 登山者の駐車場は乗り場から100mほど下がった
ちょっとわかりにくいところ。
待ち合わせてた2人と合流。 山の方は雲に覆われてるけど、とりあえず行きますか!

わぁーーーーステキな世界だわーーー
観光のお客さんがほぼ99% 残念ながら外は真っ白の世界だけど、
雰囲気は十分味わえる!
隣にいた老夫婦が、わたしの山格好をみて「私たちも若い時に穂高に登りましたよ」
と、奥さまが旦那様と目を合わせてほほ笑んでる。
いいなぁ~ 私、こういうの大好き。勝手に彼らの若い時代、山を歩く楽しそうな
姿を想像してこっちまで、ほっこり気分♪こうして何十年(?)たって、
またその山に訪れる、2人の思い出ってステキですよね。

ロープウェイ乗り場から、小屋までは1時間ぐらい。
すでに誰か歩いてるので、ラクラク歩行。
寒いかと思って、厚着してたら、途中で汗が噴き出る・・

小屋に到着。風が強く、時折薄い雲から太陽の明るさを感じるけど、
雪も降ってて今日はどうかなぁ・・・

西穂山荘、秋に来た時と様相がちがって、雪に完全に埋まってる!
到着早々、ラーメンをいただく。 Tさんはビールまで飲んでる!!!

この日は、だれも西穂を目指すことなし。
なんだけど、わたしは丸山だけでも行きたい!!!もう山みちゃったから、
歩きたくて仕方ない!!!

ということで、出発!
この時はまだ雪も風も強くなかったけど、丸山に着く手前ぐらいから、
立ってるのもたいへんな強風に。

でも、わたしはどうしても吹雪の中の山が見たくて、
結局、独標まで行っちゃいました。

もちろん、すべてが真っ白。
轟音とともに全身を叩き押し出す強風、本来は柔らかいはずの雪がきらりと光る
小さな凶器のようにバシバシと全身に攻撃

高山の吹雪ってこういうことか・・・
それにしても、最近の山のウェアはすごいって思っちゃいます!
実は、こんな短い間なのに、右こめかみ辺りが軽い凍傷になってしまって。
そこの小さな部分だけ、露出していたんです。

強風とホワイトアウトの世界を制覇するので必死だったら、その時はわかりませんでしたが、こうしてブログ書いてる今、鏡を見ると殴られたような跡に・・・

その部分以外は、全く寒くないし、のぼりで汗をかいてるのに
冷えてもこないし。本当に各メーカーに感謝です!
(ちなみに、Finetrackメインです・・・)

ゴーグルはファン付を装着していたけど、独標から下りるときは
完全に凍りついて、全く何も見えない。
けど、外すと下から吹き上げる風と雪の鋭利な攻撃でとても耐えれない!
ゴーグルの隙間から、足元を確認して下山。

行きの時に、ルートをおぼえながら歩いたはずだけど、
やっぱり下りで迷いそうになるところが数か所。
吹雪の歩行って、本当に危険です。 

結局、往復2時間かかって小屋に戻ってきました。
あまりにも強風で、伏せないとだめなこともあり、時間かかってしまいました。

明日も天気悪いらしい・・・でも、せっかくなので泊って翌日チャレンジすることに。

小屋は快適。平日なので空いてました。
いくらストーブとかあっても、やっぱり冷えるもので、ダウンジャケット着たまま。

吹雪いたところ歩いたので、隙間に積もった雪がとけて、
インナーが若干濡れてたのはいいとして。。。
びっくりしたのが、ちゃんとしめてでかけたはずなのに、
ザックの中は雪だらけ!!! 四方八方から吹き荒れてたからね・・・

お酒が好きな二人は、楽しいだろうなぁ。いろんな日本酒がありました。

外では・・・シェラフ過ごす 穂高マニア(ベテラン?)
ある実験中です・・・

いろんな話で盛り上がって楽しい夜を過ごしました。

4時ごろ起きて、ライト付けて歩こう!なんて、提案したわたしですが、
起きたのは5時過ぎ!!! 普通に寝坊(-.-)
みんなは吹雪の轟音で目覚めてたみたいだけど、
わたしは、この時まで熟睡・・・

おにぎり用意してもらったのに、小屋でいただくことに。
朝ごはんおいしそうだったなぁ〜

しばらくすると、天気が少しマシになってきた かも・・・・?
時折薄い雲から太陽の明るさがある!
といっても、見ての通り、ぐるぐる強風吹き荒れる状態なんですけどね・・・

でも、わたしはどうしても上りたい!
出発〜

わーーー!なんて素敵なトレールなんだろうーーー!
吸い込まれる感覚で足が勝手に前に前に・・・

吹き荒れる風と巻き上がる雪

わたしこんな所歩けるなんて、なんて贅沢なんだろう!って感動!

晴れてる冬山は最高ですけど、でも、でも、吹雪いちゃってる雪山っていうのは・・・
すごーーーい!
安全マージンはかりながらですけど。

あっという間に丸山。
3人そろって撮影。埼玉の方、撮影ありがとうございました。

時折姿を見せる西穂の独標やピラミッドピーク。
ナイスチャンス〜!!!

昨日より、前方がみえるので、とりあえず、独標までは行けそう。

これこれ!見たかった景色!!!
かっこいい〜

実は、これらの写真、適当に撮ってるんです。
ゴーグルの状態は刻々と悪くなっていたので、目の前がはっきり見えないんですよね。
適当に、シャッターボタンを押して、押せてるかもわからなかったけど、
大丈夫でした!

カメラはLumixのTZ30。ー20℃以下の悪条件だけど、ちゃんとこんなに
きれいに撮れてる!!!
山用とかのタイプは、光学5倍なので、この40倍と比べると、納得のいく景色が
撮りにくいんですよね。
日本製ってやっぱりすごい。実はネパールで-25℃の環境でもミラーレスを普通に
使っていたので、山用とかの剛健タイプじゃなくてもいけるって知ってはいたんですけど。

自分が見た景色より、きれいなのにはびっくりします!裸眼を超えるれんずの性能!

おお!ズームも適当だったけど、撮れてる!
独標だ。昨日より条件いいから、大丈夫そうです。 
後ろを振り返るのをすっかり忘れるぐらい、夢中で歩いてる。
わたし、変態かも(笑)
楽しくて仕方ない!

そして、独標へ。とりあえず、一人占め!

西穂高とピラミッドピークと向き合う・・・
感動で心がみちていく・・・
黒い岩と白い雪が形どった山の姿!
吸い込まれるような美しさと荘厳さ。
こんな山に会えるなんて。

胸にこみ上げる感動って、人生で何度あるんだろう・・・
そのこみ上げてくる思いって、感謝の気持ちなのも不思議。

ここは数十年前までは、まさに神様の領域だったんだろうなぁって
神奈川県から、快適な高速に乗って、山奥だけど、整備された道を通って、ぐんと標高をあげてくれるロープウェイ。どんなに吹雪いたって、快適に過ごせる山小屋で談笑する楽しい夜。

本来人間が踏み込めない領域に、いとも簡単に、神様の領域に来ちゃってる。
たくさんの人の、たくさんの物の、たくさんの時間・・・そんなたくさん労力や苦労や、もしや犠牲の上に、わたしは来させてもらってるって。

山に行くと、そのあと数日は満たされた気分なんですよね。
帰りの道も、ずっといろんなことを考える。
もっと謙虚に、そしてすべてに感謝するべきなんだなぁって。

タラタラ長くなりましたが・・・

山が見えてるうちにーーー撮影!

このまま、西穂高に向かいたいけど、
それにしては、天気の条件は悪すぎる。
秋に一度逆から歩いただけだし。状況がわからない。

今年は冬山で苦しめられることがあったっだけに、
言い訳をあえて作って、目の前の西穂をあきらめることにしました。

なごりおしい・・・けど、あきらめさせるには十分の悪条件。

ピラミッドピークと西穂高
今度は晴れた日に、その魅力的な稜線を歩かせてくださーい!

さーて、戻るか!
この景色も・・・わたし好きだなぁ。 ま、全部好きなんだろうけど(笑)

独標まで、道のりは簡単なのですが、ここの最後急斜面は要注意です。
なぜか、風が弱いのが助かります。

今日は、他に4人がのぼってきていたのですが、
一人は昨晩実験してた穂高マニア(毎週ぐらい来て、いろんな攻め方してる)な彼は、
なんと、西穂まで行ってきたって!いいなぁ〜

そして、ソロの男性と、2人組。
彼らは、吹雪ですっかりたいへんな状態でしたが、

わたしたちは、昨日より幾分マシになってる環境で、
このまま降りてしまうのももったいないので、途中で遊んでゆっくりと。

ピッケルストップの練習!

わたしは、固い雪をピッケルでどれだけ掘れるか実験
15分ぐらいで、横に寝転べるぐらい!

ちょっと座ってみたら・・・
ひゃーーー!気持ちいー!

斜面に寝転がると・・・もっと気持ちいいーーー!

適当に遊んで、下山。

下山する10時ごろになるとちょっと晴れてきた!

途中で遊んだりしたのに、往復で1時間半。
晴れてたら、あっという間なんでしょうね。

ぜひ、今度は晴れてる日に!
こういう山って、ソロで行くより数人で行くのが楽しいですね♪



| あゆっち | 23:23 | comments(8) | trackbacks(0) | - | - |
Comment
あゆっちさん、こんばんは。
冬山を満喫してますね。晴れているに越した事はないんでしょうが、たしかに吹雪いている山も素敵ですよね。毎回、違った表情だからハマるのかもしれませんね(笑)
私はまだまだ冬は低山で修行中なので、いつかはチャレンジしたいですね。西穂独標は無雪期に登りたいな〜と候補に挙げていたので今年は行きたいです。…行きたい所ばかりなのに月一で登るのがやっとなのが悩みですね。
そうそう、あゆっちさんに教えていただいたチェーンスパイク買っちゃいました。丹沢山なら使うチャンスがありそうだと思って今月11日に塔ノ岳経由でチャレンジしたのですが、途中で体調の異変に気がつき雪を見る事なく敗退しました。今まで登っていて初めてでした。家を出発する前からいつもと違う感じがしていたんですが、大好きな山に登れば気にならないな〜なんて軽い気持ちで思っていたんですよね。今後のいい勉強になりました。いろいろ経験してみないとダメですね。
あゆっちさんのブログを読んでから遭難事例や対処の記事を読んでみたりして勉強もするようになりました。
私の中ではあゆっちさんは師匠になってます←勝手に師匠にしてすみません(>_<)
これからもいろいろ教えてくださいね〜。
Posted by: あゆのん |at: 2013/02/23 10:59 PM
あゆっちさん、こんにちは

うわ〜すごい!!真っ白な世界。
これが本当の雪山なんですね。
あゆっちさん、雪山を満喫していて羨ましいです。写真から楽しさがビシバシと伝わってきます。
高速からの山が迫ってくるような景色だけで、テンション上がりますね!

薄い雲から覗く太陽の光、真っ白な
雪...
強風とホワイトアウトの厳しい世界を制覇するのはとても大変だけど、無事に辿りつけた時には、想像を絶する素晴らしい景色が出迎えてくれる。
夏山とは違った美しさ、荘厳さ。雪山は神の領域って表現、わかるような気がします。

私も冬はまだまだ低い山で修業中なので、いつかは西穂高に行くのが夢です。神の領域...見てみたい。

上記コメントのあゆのんさんと同じく、私もあゆっちさんが師匠だと勝手に思っています。
トレーニングを重ねればいつか師匠と一緒に山を歩ける、なんて妄想炸裂しています。
あゆっちさんのブログで次回に行きたい山を参考にしたり、山での対処法から行動食、持ち物、等勉強させて頂いております。
毎回ブログ楽しみです。今後とも宜しくお願いします!!
Posted by: しろうま |at: 2013/02/24 2:04 PM
あゆっちさん 待ってましたぁ!!
天気予報がよろしくなかったので心配してました(-_-;) …勝手に。
それにしてもhungryですよね! 
写真から想像する以上に状況は良くなかったのでは… それでも丸山まで行ってこよって…私には考えられない。私も雪山に行き始めて『この美しい世界は他に無い』と、虜になってますが、強風にはまだまだ勝てません。
先日も編笠山リベンジに行ってきたのですが、人生初のラッセルと森林限界超えてからの猛烈な風にやっつけられそうになりました。 しかもエナジーチャージが遅すぎてシャリバテ・・・
情けなー まだまだ素人です。
私もあゆのんさん、しろうまさん同様、たくさん勉強させて頂いてます。
あゆっちさんのようにカッコイイハイカーになりたくて〜♪
3月の山行も楽しみにしてます(*^ー^*)
Posted by: kuma |at: 2013/02/24 6:10 PM
>>あゆのんさん
あ!チェーンスパイク買いました?
すごく便利ですよ!
低山でも、役立ちます(雪だけじゃなくて、これから雪解けのドロドロエリアなんかでも)、高山でも、森林の中ではこれで十分ですし。
人によっては、アイゼンをつけないで歩く人もいますが、やっぱり少しでもズルッてなると、それだけ体力を消耗していくので、確実に雪をとらえてくれるチェーンスパイクは、便利です!
おかげで、6爪のアイゼンは持参しなくなりました。
ただ、スパイク部は舐めてしまうのが早そうなので、時折チェックしたほうがよさげです!

11日の塔ノ岳、引き返すのはなごりおしいでしょうけど、そのまま向かっていたら、帰りとかにとても疲れてしまっていたかもしれませんね!
山って、じりじりと体力を奪っていくので、多少の無理でも引き返す決断って重要ですよね。
しんどい記憶がついてしまうと、山が嫌になりそうですし、よかったです!

師匠ですか・・・!失敗師匠という感じで(笑)
そうですよね、山は経験も大切ですよね。
わたしも他の人のブログや話をとっても参考にさせてもらっています。
ちょっとしたことを知ってるのと知らないのでは、全然違いますものね。

ブログをしているのも、離れて暮らす親の楽しみというのが一番の目的ですが、読んでいただく方に参考になるととてもうれしいです。

こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします!
Posted by: あゆっち |at: 2013/02/25 3:38 PM
>>しろうまさん

西穂高は晴れていれば、最高のハイキングができるみたいですよ。
一番難しいのは、晴れる日に休みをとることかも(笑)

今回は、ジャンダルムで会った2人と一緒でした。
ほぼ、小屋で過ごしていましたが、お茶したり、夕食も、夜の外で観察も楽しかったですよ。

しろうまさん、興味ありましたら、ぜひ来年にでも!
冬山と行っても、ロープウェイで、小屋近くまできますし、西穂高まで行っても、往復で3時間なんですよ。

要するに、天気だけが問題なんで!

威厳と美しさに満ちた冬の山、雲が切れた時に見えた瞬間の対峙。
こんなに心打たれることがあるのかと、まさに言葉を失う感動でした!

きっと、しろうまさんも、同じ気持ちになられることと思います!

高速道路のから見える迫りくる山の写真でも、感動に気がついてくれているのであれば、わたしの感動感度と同じですね(笑)

ソロもいいですが、誰かといっしょだと山小屋で楽しいですし、撮影もできますし、何より、感動をわかちあうっていうのも最高ですよね!

わたしも想像を炸裂させておきます(笑)
Posted by: あゆっち |at: 2013/02/25 3:47 PM
>>kumaさん

『この美しい世界は他に無い』!!!
そうそうそう!そうなんです。
冬山の魅力ですよね。
いいですね〜 

編笠山、一昨年行った時に、駐車場まで通行止めになっていて、1時間のアスファルト歩いでやられました・・・
私の時は、無風でしたので、大丈夫でしたが、強風だったら、あそこは強烈でしょうね!!!
森林限界を超えたあの上りは四方八方から風が攻めてくるのが想像できます!!!
ただ、編笠山からの八ヶ岳の景色は最高ですよねーーー!
そうだ、わたしも編笠山に行きたくなっちゃいました!
駐車場までの通行止めさえなければ〜

もっと雪が多ければ、ソリ持参で、帰りは滑って駐車場まで戻りたいですね(笑)

かっこいいかどうかわかりませんが、山が好き過ぎて怖いです(笑)
いつまでも、好きでいられるように、しんどくない程度にこれからも続けていきますので、よろしくお願いいたします!
Posted by: あゆっち |at: 2013/02/25 3:56 PM
毎度!!

あゆっちさん!!

相変わらず精力的に登ってますね!!

このルートは僕たちも狙ってます。

次、行く時は御一報下さい(笑)

ちなみに、今年は西穂独標⇒ジャンダルム⇒奥穂、と予定に入っております。落ちないように祈っとって下さい(笑)

それではお互い事故の無いように!!

神戸より〜
Posted by: くっすん |at: 2013/02/27 2:43 PM
くっすんさん!

お互い相当、はまってますね(笑)
くっすんさんのブログ、文章おもしろいので、笑いながら読んでます。

わたしも、秋にまたジャンダルムに行きますよ〜
たとえ、一人でも!!!

予定は梅雨の晴れ間か、10月初旬です。夏は論外です。あのエリアは脱水症状がでても、エスケープできないので・・・

関西人と一緒だと、笑いすぎて、落っこちそうですけど、ぜひご一緒したいですね!

声かけますね!
くっすんさんも、声かけてくださいね!
Posted by: あゆっち |at: 2013/02/27 3:55 PM








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