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残雪4月 冬と春の様相 甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根から
丹沢蛭ヶ岳から2日後、
仕事も連続遅くまでしていたので、ちょっと大丈夫???って思いながらでしたが、

三大急登の一つである黒戸尾根から 甲斐駒ヶ岳 
標高差約2300m 
そして、距離長っ!
旺文社のマップだと片道9時間半。往復だと15時間以上なんですよね。
※積雪のない時期のコースタイムです。

とりあえず、当日に山頂到着ー! の写真。

以前から狙っていた、日帰りの黒戸尾根からの甲斐駒ヶ岳
タイミングがあわず、なかなか行けなかったのですが、今回、まだ冬の雰囲気が残る
ステキな時期に来ることができて大満足です!

登りやすい季節と違い、冬や春先は残雪、凍結エリア、不安定な天候などを考えると
ソロだと無理な行程だったのですが、パワーある2人のおかげで達成できました。

前日まで2日続けて台風並みの爆弾低気圧が全国を覆っていましたが、
台風一過という意味でも、高気圧がしばらくはりだすここ数日がチャンス!ってことで、
でかけましたが・・・

朝4時半から歩き始める予定で、前夜車中泊。(道の駅はくしゅう)

ごッーーーーー、パラパラーーーどんどん、がたがた ごぅーーー

強風や雨がまだ止まず、うるさくて眠れない・・・めずらしく、なんどか揺れや音で
目が覚める・・・

朝3時半におきて準備するけど、まだ風が強い・・・
昨晩は満天の星だったので、晴天であることは間違いないだろうけど、
下界でこの風ってことは、頂上付近はものすごいことになってる予感。

カーナビを駒ヶ岳神社にセットして出発・・・
が、なんと!!!
強風で飛んできたものがあちこち散乱してたけど、
道ふさぐなみに木が折れてる~

2人に電話したら、駐車場にいるからって・・・
木をどかす応援をたのんで、ぼきぼき枝を折りながら待ってたけど、来ない

電話かかってきた
「どこにいるの?いないけど」

???そうなんです、駒ヶ岳神社って2つあるんです。
わたし間違った方に行ってました・・・ そんなこんなで、1時間以上
無駄な時をすごしてしまい、結局出発したのは6時過ぎごろに・・・
本当にすみません!!! 竹宇駒ヶ岳神社の駐車場にもちゃんとトイレが
あってので、そこで泊ればよかった・・・

すっかり明るくなった山道。それにしても、強風が続く。
ここ数日で、折れてしまった枝や葉っぱが散乱!

といっても、雪がすっかりとけたエリアは歩きやすい!
小屋まで4時間で行きたいって思ってたので、スピードあげて上ります!

ここから7時間かぁ~

大木がボキっ!道ふさぐ 胸が痛みますが、すでに半分腐ってるらしいです
雪がでてきたのですが、アイゼンなしで。ときどきツルっ!
軽アイゼン持ってきたTさんはそそくさ・・・ わたしも持ってこればよかった。
木の根っこがあるから、12爪はそれを痛めてしまうので我慢!


上にいくと風は余計に強くなって、そして、枝が折れて道をふさいだりで、
進みにくい・・・

黒戸尾根を歩いてると修行僧になった気分だって 聞きますが、
修行ぐらいきついって意味もあるけど、神聖な雰囲気でもあるんですよね!
いくつか祠を見かけます

冬の寒さを耐えた色あせた苔。 苔が豊かで、芍薬の木もたくさんありました。
7月ごろ訪れたら、美しい苔と森の風景が見られるのじゃないかと想像・・・!

ときどきちらっと冠雪の山頂が見えます! ご褒美みたいな風景

5合目から7合目は急こう配、ありがたい整備されたはしごや
鎖場。ただほぼアイスな感じで、アイゼンが必要です。
梯子の木がだいぶ傷んでるので、なるべく傷んでるところを
よけたりで気を使います。
無積雪期だとなんでもない道のりなんですが・・・時間とられます。

アイゼンはいてると、岩とか雪とかミックスエリアは面倒って思うのはわたしだけかなぁ〜

空に向かって・・・!

ここ数日の低気圧だったこともあって、道のりは未踏。雪で踏み抜いたり
アイスだったりで残冬を感じさせてくれます。
それにしても・・・
風が強くて飛ばされた小石やなんかが顔にあたって痛いし、
口に入ったのが、奥歯でジャリって!不快〜

暑いのだか寒いのだか・・・残雪とアイスな急こう配の道のり
思うように進まない感じで、七丈小屋に到着 
結局5時間半ぐらいかかってしまいました・・・
小屋のおじさんに泊ることをつたえて、中に荷物をおかせもらうことに。
おじさんに頂上付近のことをUさんが聞くと、風はおさまるんじゃないかってことで。

小屋の周りは不思議と風があまり吹いてませんでした!

驚くほどきれい整然とした内部、布団の柄がビシーッっとそろえて重ねられてる
あたりに、小屋のおじさんが相当なきれい好き、と伺える・・・
無人になることもあるようですが、使えるようです。
そうなるとお釣りとかないので、料金とか参考までに・・・
冬期は食事がでませんので、重いのにたっぷり持参したのですが、
販売されてました・・・
お酒もあります
ビールもあります!
めっちゃくつろげます・・・ おいおい、お二人さん頂上行く気ないな・・・
ストーブでお湯を沸かしてくれます。たっぷり使えます。
部屋の中に水タンク。
お手洗いは離れたところにありますが、激きれいです。
炊事は板を上にあげてそこで行います。

ストーブをすぐにつけてくれたので、なんだかほわーんとした気分。

「どうする?」「行く?」 ってウダウダ

私的には、日帰り?って思ってたぐらいなんけど、えらい強風なんで、
頂上もさぞかし・・・それに出発時間も遅くさせてしまったし・・・

1時間ぐらい食事したり休憩したりして、明日の天候条件が完璧にいいわけじゃないって
ことで、今日中に登ることに。

荷物が軽くなったので、歩きやすいけど、急こう配・・・

ずぼーーんっ!ってなっちゃうことも。面倒・・・

振り返ると八ヶ岳がきれい。 でも、なんだかぼやっとしてる。春だな。

暖かそうに見えますが、強風で体感温度は低い。
けど、この急こう配で汗出る・・・

しっかりとした!雪屁

1時間ぐらい歩いたけど、なんだか頂上が遠い〜

8合目から頂上までの途中に、急こう配な場所あり。
一部鎖がでてます。
写真で見るより、高度感ありますし、滑る落ちると岩だらけなので、
大怪我か死につながるような場所で、気を使いました。

とりあえず、2本の剣に向かって・・・

やっほーーー! 
けど、風つよくて冷たい! なのに暑い( ̄Д ̄;;

ここ数日の強風で雪が飛ばされてるのと、3月末の不安定な天気で
アイスになってる道のり。 

Uさん 「爪研いできてよかった」

私は、年末に研いだきり・・・ちょっと心配でしたが、
しっかりとくいついてくれて、ヒヤっとなることもなく進めました

空気が薄いうえに、強風で呼吸がしんどい。
Tさん、スイッチが入ったのかどんどん上っていく!!!

なんてステキ! 
前歩いてるTさんはとっても一番のりで叫んでる!ヤッホー!
わたしもこの素敵な風景に吸い込まれて・・・
到着っ!

360℃ぐるーっと山に囲まれる幸せ

すばらしい稜線ですね。白根三山。
今すぐにでもあの稜線は歩きたくなりますね。



鳳凰山も行きたいなぁ 

3人それぞれ、頂上を散策。

・・・にしても、風 強い!!! 穂高で吹雪に中歩いたので、それに比べると
マシですが、日没とともに、強くなる予感。

早々に下山することに。

こけちゃったりしたら、ズバーーーーッっと落ちちゃうので、
面倒だけど、ゆっくりと下りる・・・

ところが、2人が妙にスピードが速い。
途中で待ってもらうこと数回。
わたし、こんなにペース遅かったっけ???
今朝に、鼻炎の薬飲んだからか、ぼやっとしてるからかな???
焦って足をすすめたいけど危ないから、慎重に行くんだけど・・・遅れてごめんなさい

って思ってたら、小屋まで1時間かからず下山なんですよ・・・私のペースでいいじゃん!

どうしたぁ!?なんで
そんな勢いだったあの2人は・・・

「下り楽しかったよね」
だって。
わたし、ひとり必死でしんどさ噛みしめてました(-.-)

早めの夕食。
来る途中にヒノキが散々あったので、鼻がムズムズ。
鼻炎の薬飲んだら、7時過ぎには ねむい〜

山小屋に泊ると読んでた漫画の岳もなくて、そのまま寝ちゃいました。

朝起きたら6時前。まるで自宅でくつろぐかのごとく、
3人ともウダウダ 

そして、ウダウダ下山。

ミツバツツジがたくさん咲いてましたよ。下りは余裕がでてくるので、
木にくわしいTさんからいろいろ教えてもらったりでのんびり。
山桜も満開、花びらが時折ひらひらと。
静かな暖かい春の風景と清流の音で、癒されます〜

すっかり春な下界。新緑ではないけれど、清流 尾白川の流れに
疲れた足を浸して・・・ 冷!痛!

Tさんが ここの石は全部 御影石っておしえてくれました。
珍しいですってね。 わたしも山梨は花崗岩が多いなって思ってましたから。
細かく砕けて砂みたいになってる石をすくいあげると
御影石にみられる黒やキラキラの点々が。

ここでもウダウダ。 春を満喫。

対岸では、木に登った猿が新芽を味わってました。

1泊したので、翌日の今日は時間に余裕があってゆったり
すぐ近くの尾白の湯へ 

帰りの車から、山頂が見えた、
それにしても、1日で平和な下界から、まだ冬の装いの山頂へ
いっちゃうなんて・・・
しんどいけど、贅沢なハイキングを楽しめました!

七丈小屋のおじさんって、無口でしたが、
トイレにいくときに、滑らないよう除雪してくれてたり、
ストーブも、私たちが頂上から戻ってきたら暖かいように
2つ付けてくれてたり、
なによりきれいな小屋に滞在されてくれることに感謝!

たぶんなのですが、
山道の印が積雪があってもちゃんと見れるように、高い位置にしっかりと
印があるんですよね。木にロープがかけてるところも、
木が傷まないように、ホースで養生してあったり・・・
きっと彼だと思うんです! 丁寧に山を痛めないように
歩かなきゃ!って思いました。

下のお店でおばさんが、七丈小屋のおじさんにとって、この山は庭だ
って言ってたらしいです。 山が本当に好きなんだなぁって、じーんとしました。

楽しかった思い出と、しんどかった思い出と、
そして感謝…感謝!

また来たいなぁー 黒戸尾根からの甲斐駒ヶ岳。素敵なコースです!
| あゆっち | 22:12 | comments(8) | trackbacks(0) | - | - |
Comment
あゆっちさん、こんばんは

黒戸尾根だぁぁぁ〜〜!!私が今一番歩きたいと思っていた憧れの黒戸尾根。もちろん私は雪の時期は無理ですが、この標高差2200の修験者の厳しい道にチャレンジしたいと密かに目標としていたコースです。
あゆっちさん達は、雪があるにも関わらずサクッと登られていて、相変わらずかっこいいですね。
景色も想像以上に素敵!!小屋もとても清潔で良い印象ですね。
行きたいなぁ〜厳しい道だから、もっとトレーニングをつんで準備してからと心得ていますが、厳しければ厳しいと聞く程、思いは募る。実現できるように頑張ろうっと!
素敵な写真に楽しいレポありがとうございました!
Posted by: しろうま |at: 2013/04/13 10:19 PM
しろうまさん
そうなんですか!?
良くご存じですね、わたしなんか、最近知ったって感じですよ(笑)

やっぱり・・・修行用の道のりだったんですね。

サクッってことはぜんぜんなかったですよ。風が強いし、アイゼンはいたり、脱いだり、深雪にときどきはまったりでヘトヘトになりました。

景色は8合目から本当にすばらしいです。でも、新緑や紅葉の季節だと途中の道のりも楽しいと思います!

小屋は清潔なので居心地いいですよ。

厳しいですが、無積雪期で真夏以外であれば、小屋泊すれば楽しいハイキングになりそうです。

しろうまさん、ぜひ七丈小屋で女子会やりたいですね。小屋のおじさんは一見、怖そうですが、わたしは慣れたので大丈夫です(笑)
Posted by: あゆっち |at: 2013/04/14 9:50 AM
麓は 春たけなわのようなお花が
一杯ですが
さすがに 3000mをこえると
そこは 厳しい 冬山ですね!

でも 健脚に男性についていく
あゆっちさん 凄いな〜

噂の急登 黒戸尾根
お疲れ様でした〜
Posted by: がんちゃん |at: 2013/04/15 7:29 AM
がんちゃんさん

そうですよね、桜と続いて、菜の花が河原の土手を黄色に染めてとてもきれいです。山は冬の様相でしたが、風がなければのんびりできたような気がします!

そうなんです、健脚な上にわたしより若いので、時折ついていくのに苦労します・・・

もっと普段からトレーニングしなければです(^^ゞ
Posted by: あゆっち |at: 2013/04/15 9:25 AM
以前、毛無山でコメントさせていただきました、まさかです。お久しぶりです。
3000メートル級の甲斐駒ヶ岳は下界の春とは様相が違うみたいですね〜。
それにしても黒戸尾根は地図で見るとかなりの急登みたいですね。そんなところをしかも雪が残っているところをサクサク登れるって凄いと思います!!
いつも思いますが、蛭ヶ岳までサクサクいけるあゆっちさんってほんと健脚だと思います!!
Posted by: まさか |at: 2013/04/16 12:01 AM
まさかサン、お久しぶりです!
一日で平和な春から、強風の雪をかぶった頂上に行けるのは、何とも贅沢なハイキングでした。

このコースは混まないようで、今回はわたしたちと、テントのソロの方だけでした。
ただ、敗退した人たちもいらっしゃたので、そういう理由でも、空いてるのかも。。。

階段10段でも嫌だった私が、こんなに歩けるようになったのは本当に不思議です!きっと、季節感を感じたり、山で出会う人たちとの楽しい会話も励みになっていると思います!

ただ、ちょっとサボると筋肉は衰えますね~。持続することで、山はしんどさが減るので、これからも続けて行こうと思います!

因みに暑くなると、スゴく歩みが遅くなります^^;
Posted by: あゆっち |at: 2013/04/16 10:59 AM
標高差2300叩?

日本三大急登があるなんて知りませんでした!!

想像するだけでも、きっつそ〜〜〜

やっぱり、関東のほうが圧倒的に数が多いですよね。

しかし、羨ましい〜
Posted by: 神戸 ヤッホーです。 |at: 2013/04/16 6:18 PM
くっすんさん

そうなんですよ、わたしも知らなかったんです。3大なんとかって多いですけど、まさか"急登"バージョンがあったとは・・・です。

想像どおり、きついです・・・
何しろ、8合目ぐらいまで景色が見えないので、時間が長く感じます。

関東に来て山をはじめんですよ!
小さな山だったらあちこにあります、いいところです。

行く山多すぎて、困りますよ(笑)
Posted by: あゆっち |at: 2013/04/17 10:19 AM








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